概要

PLL(位相閉鎖輪)はTXブロック動作のために多数のクロックを発生させます。37.5MHzの外部基準クロックに合わせたPLLは1.5GHzクロックを発生させ375MHz, 150MHzと37.5MHzのクロックに分かれます。拡散帯域クロック(Spread Spectrum Clock)は、わずかな周波数を超えての調節を不可能にすることにより拡散技術を調整するものです。下記の三角形の周波数調節図表はSSCではない状態の基準周波数と調節周波数であり、δは調節量を示しています。

三角形の調節のためにはクロック周波数偏差(δ)が相応する基準周波数、すなわち +0%/-0.5%から0.5%以上’ダウン拡散‘にならないようにする必要があります。

スワローカウンター(Swallow counter)がSSC機能実現に役立ちます。SSCが消えているときPLLは元のクロックをN番に分け、SSCが点灯しているときは元のクロックを適当な比率でN或いはN-1番に分けます。



 

      仕様

Items

Value

Unit

    Speed

1.5

GHz

    Spreading Ratio (Down Spreading)

-0.5

%

    Spreading Interval

31.25

KHz

    Setting Time

10~100

uSec

    Ref. Clock

37.5

MHz

    Jitter w/o SSC

<220

pSec


可能な応用分野
  -.  
超高速ネットワーク応用
  -.
 TXとRXの間のインピーダンスの測定のための直列通信機器など